『現代奴隷制および人身売買防止の取り組み』へのコミット
ACAMS は国連大学政策研究センター (UNU-CPR) の 奴隷制と人身売買に対抗する金融 (FAST) と提携し、2020年に初めて提供を開始した現代奴隷制および人身売買の認知に関する認定トレーニングコースの更新を発表しました。
各業界の専門家による考察と生存者からの協力、そして直近のケーススタディをもとにFASTによって開発された無料のオンラインコースは、これらの犯罪によって金融システム上に残される形跡の検知を高め、リスクと搾取行為を特定し、軽減および防止することを支援するフレームワークの提供を目指しています。
金融セクターへ期待される事項の理解
毎年1500億米ドルを生み出す現代奴隷制と人身売買は、世界でも3番目に大きな犯罪収益を上げています。その利益のほとんどは、世界の金融システムを還流しています。その結果、金融セクターに対して、現代奴隷制と人身売買リスクの特定・報告・低減・是正を求めるといった期待が高まりつつあります。ACAMSによる『現代奴隷制および人身売買防止の取り組み』トレーニングコースは、金融セクターがこれらの期待に応えるためにとるべきステップを紹介しています。
『現代奴隷制および人身売買防止の取り組み』コース内容
『現代奴隷制および人身売買防止の取り組み』オンライントレーニングコースでは、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策への義務、環境・社会・ガバナンス（ESG）、人権、企業リスク管理のトピックを取り上げています。コース内容は、最近のケーススタディから構成され、業界専門家の洞察を含んでいます。
学習ポイント：
- 現代奴隷制および人身売買の要因と金融セクターとの関係
- 金融取引の分析、レッド・フラッグ、主な指標による金融システムにおける現代奴隷制の形跡の特定。
- 顧客管理（CDD）、包括的なAMLポリシー、金融包摂による方策、ビジネス、従業員、生存者との関与を通じた現代奴隷制リスクの管理。
- 産業、法執行機関、民間団体、生存者とのパートナーシップによる防止、是正、その他の対応。
価格
なお、登録完了後24時間以内に、本コースへのアクセスを確認するメールが届きますのでご注意ください。
ACAMSのソーシャル・インパクト認定コース
違法な野生生物取引、現代の奴隷制、人身売買の防止を支援するソーシャル・インパクト・トレーニング用教材をオンラインで無料提供しています。以下は本シリーズのその他の認定コースへのリンクです：
